第8日:3月21日 室戸から高知市へ向かい歩く

 今日は室戸の宿を出て、26番、27番を打つ。27番神峯寺は標高430mと山上にあり、計画では麓の民宿「とうの浜」に宿泊する計画だったが満室で予約不可。安全を見てかなり手前の山郷旅館を予約。ただ、ここ数日の歩行実績からするともっと先へ行けそう。普通に進むと、宿のかなり先まで行ってしまいそう。

そこで、以下の戦略で攻略する。①山郷旅館に荷物を預ける。②身軽になって神峯寺へ登る。③神峯寺を打つ。④高知市側の下山道へ下る。⑤電車の時刻表を見てできる限り高知市方面へ歩く。⑥電車で田野駅に戻り山郷旅館に宿泊。⑦翌朝電車でもとに戻り歩きを再開。

27番神峯寺の攻略(赤矢印に沿って進む)

5時起床。5:50出発準備万端整え食堂へ。6時朝食の約束だが、フライングして出来たものから食べ始める。

6:20  高知市の気温予報2℃の中、歩き始める。今日は、風はそれほどでも無い。ダウンベストを着用。26番金剛頂寺へも最後は900mの急な山道。

7:19これを登り切り26番金剛頂寺に到着。

金剛頂寺に到着



参拝後は、西側へ山道を下る。
8:10 海岸線のキラメッセまで降りる。

海岸線まで降りる

しばらく歩くと異様な風景。花が咲いているのか?



よく見ると紙の袋だ。


おそらくビワを栽培しているのだろう。

9:00 花がいっぱいの休憩所で一休み。目の前は太平洋。

花がいっぱいの休憩所


振り返れば、室戸岬は遥か彼方に。
室戸岬方向を振り返る

ここでとても足が速い外国人へんろの後ろに付くが、全くついて行けず。置いてゆかれる。

置いて行かれる(;^_^A

更に歩き続ける。

弘法大師霊跡

12時頃、奈半利川を渡ると次の27番神峯寺の登り口のひとつ前の田野町に到着。本日の宿「山郷旅館」に立ち寄り荷物を預ける。

奈半利川を渡る

山郷旅館に荷物を預ける

山郷旅館はR55を離れ街中に。この時刻だが部屋に入れていただき、衣類など不要な荷物をぶちまける。遍路道から離れたため、街中をGoogleMapに従い進む。宿のすぐ近くに地酒「美丈夫」の酒蔵が。立ち寄りたいが我慢。

12:20  道の駅田野駅屋で昼食。

道の駅田野駅屋

きつねうどん 600円

神峯寺へ向けて登ってゆく。
御免なはり線の下をくぐる

次第に高度を上げ

最後はやはり山道

14:40  27番神峯寺に到着。

山門をくぐり

境内を進むと

急階段が待っていた

ようやく辿り着く

本堂

参拝、納経を済ませてベンチに座り込んで休んでいると、昨夜竹の井で同宿だったが男性が到着。挨拶、激励を交わす。今夜の宿は登り口の民宿とうの浜だと言う。自分が取れなかった宿だ。
帰りは、次の28番への遍路みちを高知市方向へ降りる。先程の山道ではなく、舗装道路。緩い下りなので楽だ。ここで、サングラスが無いことに気付く。先ほどのベンチに置いてきた様だ。もう引き返せない(>_<)
国道55号まで降りると、更に28番方向(高知方向)へ歩く。下山駅発16:27の電車がある。しかし、わずかの差で乗り逃がす。次の電車まで1時間。そこで更に高知方向へ歩き続ける。

17:30 ごめん・なはり線一駅先の伊尾木駅に到着。

伊尾木駅



ほぼ1時間に1本

この駅のキャラクターか?
駅前には、

津波避難タワー
至る所に設置されてているが、これで助かるのか?
17:57発奈半利行きに乗車。

車窓より西を望む

18:14田野駅に帰着。410円。明日は、田野駅から伊尾木駅まで列車で移動。伊尾木から歩き始める計画。
山郷旅館は現状食事は提供していない。近くの「一品料理 富士」に電話。「今日は忙しくてこれ以上は受けられません。」やむなく、駅前のコンビニで夕食と明日の朝食を調達し、山郷旅館へ。直ぐに入浴。夕食。
部屋はエアコンで暖房している。温度設定が29度になっているが暖かくならない。山郷旅館はとても古そうな建物で窓のサッシは木製で隙間風が。また、柱が傾いているのか、ふすまを閉めてもしっかり閉まらず。

1cm以上の隙間が(^^;;

今日は寒いため隙間風で部屋の温度が上がらないのだろう。
夕食後、ブログを更新しようとするも眠り落ちてしまう。

本日の歩行距離44.0km 累計約282.9km 歩数65,896歩




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