結願後、高野山へ

 結願の翌日、バスとJRを乗り継ぎ徳島へ。入院中の兄を見舞い、高速バスで難波へ移動&宿泊。その翌日高野山を訪れる。

4月14日

徳島への移動は、志度までバスが出ており、志度でJR高徳本線に乗り換える。宿の女将さんの勧めで、途中おへんろ交流サロンに立ち寄ることに。

6:30  女将さんに車でバス停まで送ってもらう。15分も走る。始発便に乗車。料金は土日祝日は一律500円。前払いする。他の乗客は女子高生?一人。

宿から見る朝日

始発バスに乗車 道の駅で下車

おへんろ交流サロン

ここで、歩き遍路で結願した人は、遍路大使に任命される。





3時間ほどサロンに滞在。俳句も投句。
ここには、お遍路に関する資料が多数展示されている。



208回廻った人

308回廻った人 納経帳が真っ赤



10:17   本日2番目のバスに乗車。始発便と同じ運転手。

ほぼ定刻に来てくれた

乗車すると昨日同宿のフランス人夫婦。リュックが大きく、マットも。聞けばテントも入っている。野宿も辞さない構え。
JR志度に着く前の停留所で下車。志度寺へ行き、香川23霊場のシールを貼る台紙をゲット。1,000円!! 急ぎJR志度駅へ。フランス人おへんろも台紙を持っていた。

香川23霊場のシール用台紙

しかも彼らは私と同じく徳島行きの特急うずしお11号に乗車。聞けば、1番へお礼詣りに行くと言う^^;  板東では特急が止まらないので、彼らは板野で下車。よくわかっている。

仏人夫妻は板野で各停に乗り換え。

12:16 定刻にJR徳島に到着。

「いか十」でお好み焼き

眉山

阿波おどりイベント?

15時、徳大病院に兄を見舞う。お遍路出発時より症状が格段に良くなっている。よかった。

17時、徳島駅前から大阪難波行き高速バスに乗車。

難波行きバスに乗車

吉野川下流側

吉野川上流側

夕陽と海

大鳴門橋で渋滞

淡路島では渋滞がひどく、バスは一般道を走行? 遅くなりそう。・・・いつしか眠りに落ち、気がつけば梅田阪急三番街。

19:50 阪急三番街

20:25  なんばに到着。電車でホテルのある動物園前へ。1ヶ月ぶりにPASMOを使用。

南海難波駅

夕食は餃子の王将で

4月15日

6:31  南海新今宮から橋本行き急行に乗車。

新今宮


7:20  橋本で高野山極楽橋行きに乗り換え。南海電鉄高野線は、スイスの山岳鉄道「モントルー・オーベルラン・ベルノワ鉄道」と姉妹鉄道



勾配が急なためかゆっくり、カーブでは軋み音を出しながら登ってゆく。

次第に山奥へと


分け入って行く


7:55  紀伊細川で下車。

ここで対向電車とすれ違い

標高363m

PASMO使用可


九度山でもそうだったが、町石道へ行きそうな人はいない。町石道22kmを全て歩くには九度山からであるが、土砂崩れで通行止めのため大きく迂回が必要。今回は、許される時間の関係もあり、紀伊細川から歩き、矢立から60町石(6.4km)を歩く。

人が全くいない中歩くのは四国で慣れており、標識もしっかりしているため問題無し。




矢立までの道

矢立までの道は車が時々走る舗装路で、緩やかな登りで歩きやすかった。

7:35  矢立に到着。

矢立に到着

クマに注意⚠️

九度山からのルートはここまで通行止め

町石道の解説

ここから町石道(詳細は上記写真参照)を進む。矢立が60町石。

へんろ道の標も

59町石

58町石

歩きやすい山道が続く

57町石とカウントダウン

8:50  袈裟掛石に到着。



これをくぐるのは難しい?

8:55 押上石に到着。





53町石付近で、黄緑色の紅葉の若葉が輝いて開いており、思わず見上げる。






ここで一句、


   春もみじ 見上げて巡る 町石道



更に進むと、32町石付近通行止めの表示。




そのポイントに到着。ここからは並行している舗装路を歩く。


舗装路を歩き崩落現場を過ぎると、階段を降りて町石道に復帰。

町石道へ戻る

9:43  鏡石に到着。


真言を唱えよ

更に町石道を進む。




10:27  大門に到着。




ここにも多数の外国人観光客。「山道を登って来たのか?」「Ya〜. You too?」「・・・」肩をすくめる。

ここから町石道は街中の広い車道となり、両側に店、カフェ、レストラン、神社仏閣が建ち並ぶ。

湯屋谷瓣財天

こうやくん

10:39  一番石を通過して、壇上伽藍に到着。

一番石

中門

金堂












10:04  金剛峯寺









11:15  持明院





四国88ヵ所のご本尊が立ち並ぶ

更に奥之院へと歩き続ける。





11:27  一の橋を渡り、巨木が立ち並ぶ独特な雰囲気の山道を進む。

一の橋を渡り奥之院参道へ

巨木が立ち並ぶ

司馬遼太郎碑

著名人ほかのお墓が立ち並ぶ

11:56  御廟橋を渡りお大師さまの御廟をお詣り。僧侶の読経が続く中、密かに般若心経他を読経。

御廟橋を渡る

納経所で無事納経いただく。納経所の方に88ヵ所満貫おめでとうと言葉をいただく。

その後は、バス、ケーブルカー、電車を乗り継ぎ、大阪梅田へ。ケーブルカーはほぼ満席だったが、日本人客は私を含め2名のみ。



ケーブルカーも外国人観光客で溢れる

早めに大阪に戻れたので、サウナ・スパ「大東洋」で入浴、着替えを済ます。

夜、大学の同級生達に結願を祝福される。

ヒルトンプラザ「たちばな」にて

23:00  夜行バスで帰京。今回は3列の便が取れた。


夜行バスの発着場

これで、約1か月のお遍路の旅を終える。

この旅に快く送り出してくれた家族、応援いただいた方々、お世話になった宿の方々、同宿の方々、各霊場の方々、お接待いただいた方々、路上で声をかけてくれた方々、その他皆さんに感謝申し上げます。


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