第17日:3月30日 高知最後の霊場延光寺へ

 今日は高知最後の霊場39番延光寺を目指す。宿からは県道21号と同46号の2ルートが考えられる。「車の通行が少なく、アップダウンも少ない。」という安宿ご主人のアドバイスに従い県道21号を行くことに。

5:30 朝食。女性客の圧倒的な希望でこの時刻。男性の一人は朝食は食べない。米国人は現れず。

朝食

お接待で昼食用おにぎりをいただく

今日は、コンビニはおろか自販機も無いところを延々と歩くので、おにぎりはありがたい。

6:35  宿の奥様に見送られ出発。


県道21号に入る前、のどかな風景が続く。

緑が盛り上がっている

シラサギ?

逆さサクラ

下ノ加江川

さくら並木

県道21号に入ると、立派な道路なのに車が来ない。しかし、しばらくすると、この様な状況に。これが車が少ない要因か?

県道21号

8:00 第1チェックポイントの河内神社に到着。ここまで出会った車が1台、人が住んでいるらしき民家1軒。

河内神社

県道21号の風景。並行して流れる川はずっと進行方向とは逆。ということは、道路は登りのはずだが、ほとんど登りを感じない。



進行方向とは逆方向へ流れる

不思議な風景

崖に不気味なドア

しばらく歩くと同じサイズの穴

更に進むと、巨大な住宅?にたくさんのオブジェ。すると、前方の丘の上の小屋から男性がわざわざ降りてきて「コーヒーでもいかがですか。」

前方赤い小屋から男性現る

中に入ると

様々ないオブジェが

至る所に

そのまま丘の上の小屋に導き入れられると、「ブランデー、ビール、コーヒー、何がいいですか?さっきのオーストラリア人はブランデーを飲んで行きましたよ。」では、

10時前だが

名刺もいただく


ご自身は、グラスにブランデーを注ぐ。総務省のOBか? 菅さんがここに飲みにきた他、著名人との付き合いなどなど、資料を駆使して説明いただいた。おいとまを告げると、庭に降りて、さまざまなオブジェクトについて一通り説明いただいた。ありがとうございました。




11:45頃、三原村を抜け宿毛市の梅ノ木公園に到着。事前にGoogleMapでチェックして休憩を予定していたポイント。ところが、公園は道路より遥か低いところに。とても歩いては行けない。休憩は断念。

梅ノ木公園は遥か下

暫く進むと中筋川ダムへの道路が分岐。その道端に座り休憩。すると、ダムで噴水が。歩きへんろへの激励か。

中筋川ダム

12:40 頃、黒川のさくら並木に差し掛かる。花見客多数。桜並木の中を歩いて行く。




提灯も

その後も歩を進める。R56も間近。川はいまだに進行方向とは逆に流れている。本当にアップダウンがほとんど無かった。安宿のご主人に深謝。

宿毛市郊外にて


指宿線



13:25  39番延光寺に到着。





お参りを済ませ、ベンチで地図を確認していると、向かいのベンチに外国人男性が座る。なんと、3/24に温古社で同宿だったパトリックだ。お互い無事を確認。三原村のオブジェクト多数のウチでブランデーを飲んだのも彼だった。

パトリック@豪州

パトリックと別れ、40番へのへんろ道をたどる。幅が広く、アプダウンが緩やか、路面が柔らかい。こんな道をずっと歩きたい。

延光寺からの古道

15時頃、松田川を渡り宿毛市街へ。宿の近くのコンビニで明日の朝食と行動食を調達。

松田川を渡る

15:40 今日の宿「まなべ旅館」に到着。建物自体かなり新しい。宿の人も若い。即入浴。

まなべ旅館

18時夕食。レストランもやっているらしく。料理が美しい。もちろん美味しい。

夕食

食堂には、お遍路2人のみ。もう一方はかなりのベテランで、今回は逆打ち中。明日以降の自分の歩行コースに関してアドバイスいただく。「何も山の道を行く必要は無し。思う方へ行けばよい。」

明日、松尾峠を越え愛媛県に入り更に進むと、柏からへんろ道は山間部を行く。ところが、明日の宿は海沿いにあり、山間部のへんろ道を進むと、宿の先に出てしまう。へんろ道を行き、バスで戻る方法もあり。海沿いの国道を行くか、山間部のへんろ道か、思案していた。


今日の歩行

距離:39.1km

累計:581.0km

歩数:53,461歩


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