第27日：4月9日 65番三角寺を打ち愛媛菩提の道場完了

 今日は、愛媛最後の65番三角寺を打ち、愛媛菩提の道場を完了させる。その後は、一旦徳島県へ戻り、泊まりたかった「民宿岡田」に宿泊する。三角寺への登り口まで距離がある上、三角寺前後の道をよく把握しておらず心配。しかも雨。

4:45 起床。昨夜ファミマで調達した朝食をいただく。

5:30 強い雨の中、宿を出発。R11を疾走するトラックの水しぶきが強い。極力旧街道を歩く。40分近く歩くと、旧街道が次第に細くなり、いつ途絶えるかハラハラ。四国中央市に入る直前、R11に出ると、善根宿。宿泊無料。駐車場有。

善根宿　宿泊無料！！

四国中央市に入り、更に雨が強くなり、靴も濡れる。旧街道を我慢強く歩く。

8時頃、ローソン 四国中央土居町店で休憩。熱いコーヒーで体を温める。

ローソンを出　て、やや雨も弱くなり、写真を撮る余裕も。

旧街道を行く

標識のへんろがびしょ濡れに見える

玄関にへんろマークの嵐

あと15km頑張ろう

雨も小やみに

9:30頃、ファミリーマート 寒川西店で再度休憩。ホットコーヒーがしみる。

その後、徐々にR11を離れて山の方へ進む。

あの高速道の向こうへ行く

常夜灯を過ぎ

10:45三嶋公園を通過

この先、65番三角寺へは、甲、乙、丙、3つのルートがガイドブックには掲載されている。距離が短く舗装路が多そうな丙コースを目指していたのだが。案内板のところに男女カップルの歩き遍路がいて「一番手前から登り始める(おそらく乙)コースが緩やかでいいと宿のおばちゃんのアドバイスありましたよ。」とのこと。一緒に乙コース？を登り始める。「今日はどこまで？」「岡田まで。」「私たちも岡田です。」なのに「先を急ぎますので。」と、今夜同宿と知りながら二人を置き去りに。

10:55 戸川公園を通過。元職場の上司中西さんから応援のLINEが着信。

さくら散り初めの戸川公園

あと4.7kmの登り

その後は、舗装路、山道を交えて登り、徐々に高度を上げてゆく。

瀬戸内海を望む

製紙工場か？

雨で増水？

三角寺まであと500mの表示を過ぎてから道に迷い、歩いてきた三角寺の女性に道を尋ね、裏口から三角寺に入る。

裏口で吠えられる

11:53 65番三角寺を打つ。

お参りと納経を終えて正しい入り口に降りてくると、三嶋公園過ぎで出会った男女カップルへんろも到着していた。

ここで、おにぎりを食べ、靴下を履き替える。既に雨は止んでおり、ポンチョをリュックに詰め込む。

次は、別格14番椿堂常福寺を目指す。先ほど道を聞いた寺の女性に教えてもらった道を、駐車場にいたタクシー運転手にも確認。椿堂へ向かう。基本的に緩い下りの舗装路で楽に歩ける。さくらが散り始めており、雨あがりで菅笠ビニルカバーを外すと、さくらの花びらが多数ついている。

ここで一句、

さくら舞い　笠に花びら　行くへんろ

その後も、椿堂へ歩き続ける。

ここにもみきゃん

14:00 椿堂を打つ。入念に参拝し納経も。

お宝かえるをゲット

椿堂のすぐ先にきれいな遍路小屋。若い歩き遍路に休んでゆくよう声を掛けられる。その人はすぐに逆方向に行ってしまう。ここであんパンを食べエネルギーチャージ。

15:00 さらに歩き国道192に出る。ここからは、何があっても国道を行くと言い聞かせて進む。

徳島へ続く道だ

何があっても直進

次第に山奥に分け入り

境目トンネル歩道あり

トンネルを出ると徳島県

トンネルを出ると女性へんろが給水中だったが、挨拶して通り過ぎる。何となく同宿の予感。下り坂を駆けるように歩く。

やがて国道から脇道に入る。

15:45  今日の宿「民宿岡田」に到着。95歳のご主人が迎えてくれた。宿の前には、岡田が満室で泊まれない二人が別の宿の迎えを待っている。

朝の雨でドロドロになった靴を洗いたいというと、「下の川で洗え。」

靴を川で洗う

川へ行ってみると、すごい水量。絶対に靴を流されないよう注意して洗う。戻ると、二層式洗濯機で脱水してくれた。その後は、石油ファンヒータで乾かす。

乾燥はファンヒーターで

95歳現役スマホも操る

夕食は全員集合で。今日の客は5人。私以外は、大阪からのベテラン男性へんろ、千葉からのトンネル出口女性、三嶋公園のカップルへんろ。御飯のお代わりは95歳のご主人がやってくれる。

食後のルート解説ほかお遍路談義が止まらない

途中から、95歳ご主人の独壇場に。手書きの地図で66番雲辺寺への道、およびその後の歩き方を詳しく解説してくれる。更に有名なお遍路の話など、話題は尽きない。

今日の歩行データ

距離：43.6km

累計：963.8km

歩数：61,838km

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